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5/26 自転車通勤:交通量が多い場所での自転車走行”10のアドバイス” 〜Cycling UK × JCTA Guidance〜

自転車通勤:交通量が多い場所での

自転車走行 ”10のアドバイス”

三密を回避するために、自転車通勤通学を検討されている方も多いと思います。子供の頃に乗っていたけれど、久しぶりに乗るという方のために、自転車通勤10のアドバイスを以下にまとめました。

1. 縁石から離れて走る
縁石に近すぎる場所を走るとと却って危険です

走る時に道路の端に近づき過ぎると、スリップしやすい排水溝などにかかったり、破片や小石が落ちていたりして危ないだけでなく、ドライバーから見えにくくなります。また、後ろから車が追い越しをかけた時に、それ以上に端に寄ることができず、車に引っ掛けられるなどの危険が生じます。

後ろから車が近づいて来た時に、自分が走行しているラインより左端に寄って追い越させることが危険だと感じたら、逆に敢えて少し道路よりに出て、車が追い越せないようにする方が安全な場合もあります。特に工事中などで、道路上に歩道が作られていたりして、十分な走行スペースがない時などは、右肩越しに後方確認をし、手前で自転車を停めて先に車を行かせるか、道路中央に出るか判断します。道路中央寄りに出るということは、後ろから追い越そうとする車が幅寄せをして自分の自転車との距離をギリギリ通って追い越すことを防ぐことができます。

 

上記ビデオは、提携するCycling UKが事故が最も多い交差点での走り方をまとめたものです。
交差点での右左折など、日本の道路交通法と異なる部分もありますが、ご参考になる部分も多いと考えます。

日本語版はこちら

2. 他の道路使用者に十分な注意を払う
道路状況の確認能力スキルを培うことは重要です

前方の路面状況、排水溝ガター、ハンプや停車中の車、小石やくぼみなど、路上には多くの危険が潜んでいます。それをきちんと察知し、回避すること。さらに、交差点や信号、日本ではまだ少ないですが、ランダバウトなどを通過する際に周りの車や歩行者などがどのような動きをしようとしているのか観察し、自分はどう動くか判断できれば路上の多くの危険を回避することができます。早め早めに周囲の状況に気づくことができれば、早めに行動でき、急ハンドルや急ブレーキを防げます。

3. 予測能力を高める>予測不能に対応する
自分の想像通りに相手が行動するとは限りません。予測不能の行動はいつでも起こります

他の人の行動をコントロールすることはできません。しかし、前方を見ていない歩行者やリードのついていない犬、ボールを追いかけて道路に出ようとする子供、スマホを見ているドライバー・・・それらを観察することは可能です。彼らが不意に出てきたり、思わぬ行動に出そうな時には十分に注意して、自分が必要な対応を取れるようにしておきます。

4. 自分が何をしたいのか周囲に明確に伝える
自分の次の行動を他の道路使用者がわかるように明確に指示を出しましょう

右左折や追い越しなどをしようとする時には、後方の安全確認をし、自分が次に何をしようとしているのを伝えるために、道路上のポジションを変えたり手信号などを行います。後方から近づく車を自分の横すれすれに追い越させることは大変危険です。そのため、停車するか、あるいはそうすることが安全であれば、敢えて自分が道路の中央寄りに出て、車を追い越させないようにします。

もし、後方確認や手信号で片手離しが不安な時は、車の来ない安全な場所で練習をしましょう。

5. アイコンタクトを取る
交差点や信号待ちの時には、他の道路使用者とアイコンタクトを取りましょう

交差点などではドライバーとアイコンタクトを取るようにすると、自分に気づいてもらっているかどうかがわかります。相手が自分の存在に気づいているだろうと思い込むのは危険です。アイコンタクトをしても相手が自分に気づいているかどうか不確かな時には、相手の行動に備え、ブレーキや必要なハンドル操作がすぐにできるようにしておきます

6. 決してトラックの横につかない
サイクリストにとって、左折しようとするトラックは非常に危険です

トラックには死角があります。左側に自転車がいても気づきません。サイドミラーにも映らないので、左折時に自転車が巻き込まれる危険があるのです。

トラックに後方から近づく時には十分に注意し、基本的にはトラックの横につかないようにします。どうしても横につけたり通過しなくてはならないこと(例えば渋滞で車がほとんど動かず、トラックの左側を進まなくてはならない)もありますし、トラックが自分を追い越そうとしている時に信号が変わり、自分の横にトラックが停車することもあると思います。もし、そうなったら、可能ならトラックの前のライトの少し前に出て、トラックの運転手が自分に気づいてくれるような場所取りをします。じっとしてトラックからずっと見えない場所にいて巻き込まれるよりはずっと安全です。

トラックの近くを走っていたり、後ろからトラックが近づいて来た時は、的確な判断ができるようよく状況を観察します。自分がトラックの左にいる時や左を進んでいる時、決して、運転手が自分に気づいていると思ってはなりません。また、トラックが左にウィンカー出さずに左折することもあるので十分に気をつけましょう。

7. 車の開くドアに飛ばされないようにする
車のドアが急に開いて、そのドアに当たって飛ばされないように、停車中の車を追い越す時は、十分なスペースを取りましょう

停車中の車の横を通る時は、まず中央寄りに出ても大丈夫か後方確認を行い、安全を確認した上で、少なくともドアの幅以上の間隔をとって追い越しましょう。突然ドアが開いて、自分の行く手がドアに遮られてぶつかると大怪我になります。運転手が乗っているのが見えた時には要注意です。車内が暗いなどの理由で運転者が確認できない場合も多いので、常にドアが開くかもしれないと注意して、横を通るようにします。

上記ビデオはドアが開いた時、どのように危険なのかを説明しています。

日本語版はこちら

8. ライト
夜間走行時の灯火については道路交通法で定められています

〜第五十二条  車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

日中でも視界の悪い時は、灯火するようにします。また電池の残量を乗る前にチェックし、電池などは予備を携帯しましょう。

ライトの色については、前照灯は白色又は淡黄色、尾灯については赤、または橙です。詳細については、各都道府県で定めていますので、ご確認ください。

例)東京都

  • 前照灯は、白色又は淡黄色で、夜間前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有するもの。
  • 反射器材は、夜間、後方100メートルの距離から自転車の前照灯で照らして、その反射光を容易に確認できるもの。

9. ブレーキレバーに常に手をかけておく
ブレーキレバーに容易に手が届かなければ、何かあった時に素早く停止することができません。走行中は常にブレーキレバーに手をかけておきましょう

ブレーキはいつでもかけられるようにしておきます。安全なブレーキのかけ方を知っていなくてはなりません。基本的には両方の手をブレーキレバーにかけ、同時に両方の手で均等にブレーキをかけます。雨天や道路が凍っている時、また濡れた葉がある時などはスリップしやすいので注意します。

10.自信がない時は 走行練習をする
自転車の練習は子供の時だけではありません

子供の頃の道路環境と現在の車の多い環境では、道路走行は変わってきています。初心者であっても、経験豊かなサイクリストであっても、車の多い場所をどのように走れば危険を軽減できるのか、今一度考えてみることは重要です。経験者であれば、道路のどこを走るのか、何に注意するのか、そして初心者であれば、後方確認や手信号などをふらつかずにできるように、練習する必要があります。自信がつけばより快適に走れるようになります。

上記ビデオは、自転車安全走行のための5つの基本項目をまとめたものです。

日本語版はこちら