JCTAでは会員間の交流、スキルアップを目的に、JCTAフェスを開催いたしました.

4月1日:体験交流施設 かなさ笑楽校(茨城県常陸太田市)にて,セミナー,グループワーク
4月2日:現地JCTAガイドさんによる模擬サイクリングツアー

の両日にて,ゲストを含めて13名が,北は北海道・青森・山形から,南は長野から集い,情報共有と論議を行いました.

【Day-1】

自己紹介:

参加者全員が,どの地域で何をやっているか,これから何をやりたいか.を紹介.

Fitting講習:

プロ競技者の竹之内氏より,自転車のタイプによる乗車姿勢,重心位置,サドル位置等について,基本的な考え方や実態に合わせた設定方法について,実車に乗りながらの解説が有りました.その後,実際にツアーでお越しの,子供や初心者を含むお客様に対応する各種の具体例についての質疑が行われました.

e-bikeのメンテナンス講習
佐々木氏より,メーカーや機種を限定しない,よく見られるトラブルとその対応についての説明と質疑が持たれました.
電動でアシストされるので,変速を使わず高めのギア一つだけで走り,スプロケットのギアの一つだけが大きく摩耗し,その影響でチェンやクランク側のギアまで異常をきたして,多くの部品を交換する事態となる例が少なからずある,とのことです.ブレーキパッドやシューのみならずディスクやリムまで破損する例もあると紹介されました.全体に初心者クラスが上級者並みのパワーで走ってしまうので,タイヤその他も摩耗等には十分な点検が必要とされると感じられました.

ガイドの価格設定について:グループディスカッション

伊藤氏のたたき台を元に,ツアーガイドの妥当な価格,条件の提示方法について,全員で議論をしました.旅行会社がサイクリングツアーを企画,募集し,JCRAにガイド派遣を依頼された場合の交渉の出発点となるので,今回の議論を元にさらに詰めることにします.

販売,顧客へのリーチ:グループディスカッション

共通の悩みについて,各種の例を情報共有し,議論を持ちました.

MTBのコース設計

MTBコースビルダーの綿引氏より,MTBに初心者が乗れるコースが日本には無いので,その領域を開拓しているが,困難が多い,とご紹介がありました.日本には森林法があり,林業を営む以外に森を使うことができない.変にコースを作ると自然災害にもつながるが,制約が多すぎる.もう一つのネックは早くて強い人たちがコースを独占してしまうので初心者が入れない.良いコースはひた隠しにして人が集まらないように気を付ける必要がある.いくつもコースを開いたが,声をかける相手は信頼できる人に限定している,との事情を紹介いただいた.なお,ロードに長く乗っていたが.MTBにのると如何に自転車の中心に乗れていなかったかが分かった,とグラベルのプロレーサーである竹之内氏と同じようなことを言われた.MTBのおかげでロードでも格段に速くなったとのことです.

JCTAのウェブ変更について:紹介と論議

ガイドさんの募集するツアーをJCTAのウェブにアップできるように計画している内容が紹介され,ガイドさん達の意見を集約しました.