活動報告 第16回&第17回ガイド講習
JCTA主催 サイクリングガイド養成講習会@東京

日本サイクルツーリズム推進協会(JCTA)は、4月20日21日、ならびに5月25日26日、東京都港区において、サイクリングガイド養成講座を開催しました。

これまでサイクリングガイド養成講座は、地方自治体やサイクリング協会、サイクルツーリズム推進協議会などの招きで開催することが多かったのですが、個人の参加希望の方々の開催希望が急増したことを受けて、JCTA主催でガイド養成講座を開講することとなりました。
ただ、JCTAの拠点は東京になることから、開催地の交通事情は大変厳しいものになる一方で、逆に走りの快適性に重点を置くロードバイクではなく、クロスバイクやシティバイク、ドコモ・バイクシェアなどの電動アシスト付き自転車などの方が快適であることから、ロードバイク以外の自転車でご受講いただく方が増えてきました。
全体的な流れとして、今後は、自転車に乗れれば誰でも参加できるツアーの方が広く一般に参加者を募集できることから、体験的要素を多く取り入れた着地型サイクリングツアーに、着眼点が移行してきているのではないかと思います。
また、ツアー造成の講義でも、サポートカーで支援する新たな取組などの発表があり、多角化が進んでいくのではないかと思わずにいられませんでした。

参加者の方からのアンケートをご紹介します。

  • 座学あり、ディスカッションあり、実習ありと、非常にバランスのとれた中身の濃い講習会で良かったです。参加者同士が打ち解けられるような工夫がなされており、楽しくガイドスキルを学ぶことができました。ただ、ガイドについて学ぶだけでなく、サイクリングツアーに興味のある仲間を作れるのもこの講習会の良いところだと思います
  • ペアになって、ディスカッションを進められる形式が良かったです。一方的に教えられるだけでなく、自分の頭で考えたり、他の人の意見を聞くことによって理解が深まったと感じています
  • 参加者全員で交代しながらガイド実習を行うことで、各人の持ち味を活かしたガイディングを体験できたのが良かったです
  • ルート造成では、単純にコースを作成するだけでなく、費用まで考えるというところが非常に良かった。特に費用に関してまで考えることがこれまでになく、ただ単に走りごたえやきれいな景色があればしれで成立すると思っていたが、ガイド料で生活することを考えたら、もっと幅広い視点があることに気付かされた
  • 自転車についてあまり詳しくなかったので、バイクチェックや注意すべき点がわかってよかったです