平本 雅典

Masanori Hiramoto

略歴

センチュリーランを走る会(自転車百哩走大王)事務局長
1980年大学在学中からサイクリングに親しむ。1986年第1回ツールドのと400に参加し、自転車ロングライドの楽しさと可能性を確信。以後、国内各地のロングライドやガイドツアーに多数参加する。1995年ロングライド愛好者のクラブ「センチュリーランを走る会(自転車百哩走大王)」を設立。同会事務局長。ロングライドの楽しさや走り方のルールを提唱、またイベント完走数に応じたランキングや資格認定を実施。所有自転車は、いずれもハンドメイド。「プロジェクトM」(スポーツバイクつくばマツナガ)と「IF8000サスペンション」(アトリエ・ドゥ・キャファ)の2台。サイクリングデレィクター2級(JCA)。

メッセージ

ロングライド(1日に120km以上走るイベント)やガイドツアー(半日程度から北海道1周まで)がスポーツサイクリングの主流となり、大変な盛り上がりを見せている。では、なぜ多くの人が惹かれるのか?それは、自分を信じてペダルを踏み、遙か先のゴールを目指す「大人の自転車大冒険」だから!着順や勝敗は無関係。交通ルールを守って走り、制限時間内にゴールすれば、全員等しく完走者。栄誉を讃えられる!

特に、社会人の皆さん!売上だ、件数だ、と「成果」をうるさく求められていないか。ああ、それなのに、自転車遊びでも人と競争して、あくせく、ハラハラ、バタバタしたいかい?余暇のひとときくらい、勝ち負けや数字から離れてみては!さらには組織に頼らずに、自分一人で物事に立ち向かってみてはどうだろう。ロングライドへの挑戦やガイドツアーへの参加は、己のチカラを知るよい機会。汗と疲労と苦しさを乗り越えたその先に、ゴールの喜びが待っている。きっと、今まで知らなかった「新たな自分」に出会えることだろう。

そしてガイドを志す皆さん。ロングライドやツアーには、競技と違う走り方のルールがある。安全で周囲の交通と調和した走り。地域に理解され受け入れられるイベントやツアーの企画と実施。楽しさを左右する自転車整備や携行品準備。習得する機会がないパンク修理や輪行の技術講習。緊急時の円滑な対処法訓練等々。JCTAのプログラムを通じ、自転車で「笑顔」や「満足」を提供するスキルを磨いてください。