サイクリングツアーって何?
知らない土地に出かける。そして色んなもの、暮らし、美味しいもの、そして、人に出会う、体験する、食べる。そんな旅の醍醐味をもし自転車で体験できたら!
サクリングツアーはまさに旅とアウトドアの融合。風を受けながら、その土地でしかできない体験をする。車で回るよりゆっくりと、歩くより少し早く。
サイクリングツアーは 誰にでも楽しめる“旅&アクティビティ”です
2017年の自転車活用推進法、さらに2020年以降は密を避ける手段としてもサイクリングに注目が集まり、レジャーとしてサイクリングを楽しむ人が増えてきました。また電動アシスト付き自転車の普及も追い風となり、サイクリングツアーは誰にでも楽しめる旅になりました。無理のない適度なペースでゆったりとその地域を体験できる自転車旅は、“地元”に根ざした着地型観光の一つの形態です。
JCTAはこのような自転車旅を企画・催行できるサイクリングガイドを養成しています。
JCTA認定サイクリングガイドとは?
地元を知り尽くした自転車旅のプロデューサーとして活躍しています
ガイドは、その土地の魅力を知り尽くした旅のスペシャリストです。ガイド本に載っていない絶景や名所にご案内したり、グルメなお店に立ち寄ったり。お客様一人ではちょっと不安な場所もガイドがいれば安心です。その土地の自然、文化、暮らしに触れる“小さな旅”をプロデュースするのがサイクリングガイドです。
お客様を楽しく安全にご案内するスキルを持っています。
ガイドは、自転車の知識に加え、お客様を安全にご誘導するスキルを習得しています。さらに交通量が少ない安全なルート作りなどの商品化、リスクや時間管理など、お客様に安心してサイクリングをお楽しみいただけるよう、日々努力をしています。
ロードバイクからママチャリまで、さまざまな自転車を使っています
JCTAが養成するサイクリングガイドにはプロチームの選手から、ママチャリで街中をガイドする人まで色んな人がいます。サイクリングツアーには色々な種類があり、ロードバイクで何十キロも走るものもあれば、街中や田園地帯をゆっくりと10キロほどを走るものもあるからです。しかしお客様を楽しく安全にご案内するスキルは自転車の種類が変わっても同じです。
JCTAサイクリングガイドは共通の行動指針の上で行動しています
JCTAは会員個々がお客様にどう向き合い、どんな価値を提供するのか、活動する社会でどのような責任を負っているのか、そして互いにスキルを高め合い、成長していくことが大事であることを知っています。それは会員間のネットワーク構築を助け、たくさんのコラボレーションを生んでいます。
JCTAのサイクリングガイド資格とは?
JCTAのサイクリングガイド養成講座は、140年以上の歴史を持つ英国最大手のサイクリング協会「Cycling UK(CTC)」のカリキュラム※をベースとしたガイディング・ノウハウ、日本でサイクリングツアーを催行する上で必要となる道路交通法や道路運送法、さらにサイクリングツアー商品の造成方法を加味した内容となっています。そのため、英国Cycling UKの資格も同時に取得できるグローバルな認定制度となります。
JCTA認定サイクリングガイドになるには?
資格の認定には以下の養成講座を受講し、入会することが必要です。また、JCTAの行動指針に従い、地域の自転車のエキスパートとしての行動に責任を持ち、会員が共に成長していくことが求められます。
<養成講座概要>
座学と実技を組み合わせた2日間のコースです。ご受講いただき、2日目の最後に個別インタビューを実施し、ガイド認定をします。
2日間のモデル・スケジュール
第1日 | 9:00 〜 12:30 | ワークショップ |
13:30 〜 18:00 | 実習下見 | |
第2日 | 9:00 〜 10:30 | ツアー企画プレゼンテーション |
11:00 〜 16:30 | ガイド実習 | |
16:30 〜 18:00 | インタビュー |
※荒天の場合は、スケジュールを大幅に変更することがあります
受講資格
主な学習項目
講義はワークショップ形式で行います。「Think, Discuss, Review」を基本とし、共に考え、仮説を立て、それを実証していくことを繰り返します。2日間で、ガイドとしてお客様に安全にサイクリングを楽しんでいただくための基本的なスキルと考え方を学びます。
サイクリングツアーやライドイベントの準備
適した服装や装備の考え方
下見の際の心得
参加者のライディングスキルの把握とスキルの向上
グループ/タイムマネジメント/リスクマネジメント
路上トラブル対応/緊急時対応
ナビゲーション/お客様のご誘導(エンドマーカーの役割を中心に)
ツアー中の休憩の考え方/補給食や飲みもの
環境負荷の低減/ツアー開催地・人への配慮
ルート設定/サイクリングツアー商品化
サイクリングガイド支援プログラムについて
JCTAは認定したガイドに対する手厚いサポート体制を整えています
1 | 登録ガイド紹介 | ガイドさんのプロフィールをデータベース化 日本語と英語で、地域毎、自転車毎、言語毎のガイド検索が可能 |
2 | スキルアップ研修 | 無料オンラインセミナー 旅行業法、英語研修、ルート造成など |
3 | 賠償責任保険 | 万が一ガイドが参加者に訴えられた時にガイドを守る日本でただ一つの保険です※イベント保険、障害保険とは異なります |
4 | “Cycling in Japan” | ウェブマーケティングインフラの提供 認定ガイドが企画したサイクリングコース/イベントを日英言語で紹介するウェブサイトで、募集、予約、決済がワンストップになったサービス |
5 | “LIVE JAPAN”に加盟 | 訪日前・訪日中の外国人をツアーに誘導。認定ガイドを繋ぐパイプ役。Cycling in japanサイトにお客様を誘導し、ツアー客を確保します。Tripadvisor とも提携しているので、口コミ対策万全 |