英国人講師によるインストラクター養成講座が以下の日程で開催されました。
第1回 1月30日(水)〜31日(木)
第2回 2月2日(土)〜3日(日)
場所:小貝川ポニー牧場
(茨城県取手市)
第3回 2月7日(木)〜8日(金)
場所:関西サイクルスポーツセンター
(大阪府河内長野市)
英国人講師を招き、英国運輸省のカリキュラムに基づき実施された“子供たちに自転車教育が出来るインストラクターの養成講座”は、晴天に恵まれ成功裡に幕を閉じました。
ほとんどの受講生にとって、イギリスでは国を挙げて当たり前のように行われている子ども達への自転車教育が日本ではまだ形すらないという事実に驚くとともに、その必要性を強く感じて戴けた内容であったと思います。
今後は、自治体などへの働きかけを含め、さらに子供たちのための自転車教育に力を入れて行きたいと考えています。
以下に受講された方々のアンケートを抜粋致しました。
・日本の教育でも取り入れるべきだと思います。学校や家庭以外にも子供たちの世界を拡げる場が日本にはもっと必要だと思います。
・UKでは10歳以下までは学校で教えてもらうことがほとんどで費用も国が持つという部分で日本とは取り組み方が全く違うと感じた。
・日本の子供の自転車の習得は「習うより慣れよ」が主で、家庭頼みか我流が多いように思うので、体系的なメソッドが拡がって行けば良いと思う。
・集団でライドするとき、人の並びや交通量が多い時、複雑な時の対応の仕方をもっと掘り下げて学びたいなと思いました。
・弱者への対応、そして自身を守るためにも大切なセンシティブなことをしっかり学べました。また同じ受講者の意見も大変参考になりました。
・実際に外での練習があったので本番を想定して考えられたし人のを見て自分でやってみて気づかされる点が多々ありました。
・自転車の走行レーンに対する考え方を日本でも定着させる必要性を感じました。
・教える事だけが仕事ではなく、もっと子供の生活に根付いているのだと感じました。イギリスでのインストラクターの重要性、責任は大きいものだと思いました。
・公道に出ることを教えることの難しさと責任の重さを再度感じさせてもらいました。
・チャイルドプロテクション/弱者への対応について、日本では希薄な概念で参考になった。
・自転車に乗り交通社会の一員になることの責任、マナー、人との関りについては、歩道を自転車が走る日本においてはとても貴重な課題かと思います。