昨年に引き続き、皇居パレスサイドにて、子供のためのBikeability自転車教室を開催いたしました。
当日は晴天に恵まれ、パレスサイドの会場いっぱいに歓声が上がりました。
集まったのは予約していただいた午前、午後と10名ずつ。講師は全部で4名です。(午後からはいらしたご兄弟の方の追加参加もありましたが・・・)
ヘルメットの被り方から始まって自転車の横にどう立つか、そしていよいよバイクにまたがる時には、ちゃんとブレーキをかけながら・・・
大人であれば、当然わかることも子供達は真剣です。
自転車でまっすぐ走ったり、ジグザグ走行をしたり、まずはハンドル操作を学びます。そして、自分の行きたい方向にきちんと進めるようになったら、鬼ごっこや、しっぽ取りゲームなどいろいろ遊んで、そして、最後は右肩越しに後方確認をして車線変更をするなど、実際の道路をシミュレーションをして安全確認の仕方を学びました。
この講習は、英国運輸省の作った子供の自転車教育プログラムを元にしています。英国では、小学校4年生になったら、週に1回放課後を使った6週間のプログラムですが、日本では1日だけの教室なので、集まったお子様のレベルに合わせてカリキュラムを編成しています。
少なくとも、漕ぎ出しは右肩越しに後方確認をしてから、道路走行を始めること、そして、左側に駐車している車があったら、手前で後方確認をして道路中央寄りに出なくてはいけないので、そう言った一連の手順を体で覚えていただければと教室の内容を組んでいます。
子供達が、近所を走る際に、学んだことを思い出して実践していただけるようにとインストラクター一同、精一杯教えています。
<Bikeability 自転車教室について>
本自転車教室は、英国運輸省が子供たちのために開発した自転車教育プログラムで、ヨーロッパを中心に年間2万人以上の子供達が学んでいる安全走行のための自転車教室です。
Bikeabilityは「Bike」=自転車と「ability」=能力を組み合わせた造語で、遊びやゲームを通じて、楽しく自転車の基本的な乗り方を学び、子供たちの「気づき」を大切に、道路走行上必要な知識とスキルを身につけていけるカリキュラム構成となっています。
対象となるお子様は、小学校低学年で自転車に乗れるお子様です。お子様の中には乗れるけれどまだ路上を走らせるのは心配だ、手信号を出したくても手を離すとバランスが崩れるなど、ご父兄の中には、まだまだ本格的に自転車デビューをさせるには不安だと言った方もいらっしゃるかと思います。
この機会に是非、お子様をお連れいただき、お子様の路上デビューを応援させていただければと存じます。
なお、(一社)日本サイクルツーリズム 推進協会では、使用器具の消毒やマスク着用など、新型コロナウィルス感染拡大防止に向け、万全の体制を整えておりますが、都内において、更なる感染拡大の傾向など見られましたら、催行を中止させていただくこともございますので、あらかじめご了承いただければ幸いです。
※当協会は、140年以上の歴史を持ち、上記プログラムを推進している英国のサイクリング協会「Cycling UK」と提携し、この英国式自転車教室を開催しています。