遊びながら学習する小さなお子様(主に未就学児)を対象とした自転車教室です。
自転車の基礎的な扱いとヘルメットの被り方を学んだ後は、ペダルのないランバイクを使って、たくさんのゲームをしながら楽しく遊びます。
ランバイクは別名バランスバイクと呼ばれており、足で蹴ってバランスをとりながら進むものですが、バランスを容易に取りやすいため、補助輪を使うより効果的にペダル付きの自転車に乗れるようになると言われています。
この自転車教室は広くヨーロッパで行われているもので、日本サイクルツーリズム推進協会(JCTA)は、2017年に日本に導入し日本各地で開催しています。
<2022年 開催予定スケジュール>
6月4日
茨城県土浦市・亀城公園
9月17日
茨城県稲敷市・こもれび森のイバライド
10月22日
茨城県土浦市・亀城公園
11月19日
茨城県取手市・取手緑地運動公園
12月17日
茨城県土浦市・J:COMスタジアム土浦(川口運動公園陸上競技場)ファミリーライド
2023年1月22日
埼玉県戸田市・ホンダ二輪新宿研修センター ファミリーライド
1月28日
茨城県稲敷市・こもれび森のイバライド
日本サイクルツーリズム推進協会は、英国で140年の歴史を持つ CTC (Cycling UK)と提携し、英国運輸省のBikeabilityプログラムを日本の道路交通法や日本の道路環境に合わせて再構築し、日本に導入することで、日本の子供たちのための自転車教育を推進して行きます。
その第一歩として、英国運輸省の基準に準拠したインストラクター認定制度を導入し、質の高いサイクリングインストラクターの養成に着手致しました。以下に英国での具体例をご紹介します。
日本サイクルツーリズム推進協会は中期長期的に同様のスキームを目指します。
〜英国のBikeabilityについて〜
1、子供たちはいつBikeability自転車教室を受講するのですか?
Bikeability自転車教育が導入されている英国では、多くの場合、小学生4年生〜5年生が、授業時間、または放課後などを使い、レベル1と2を組み合わせ学んでいます。
個別に実施する場合は、レベル1は小学校3年生以下を、レベル3は中学1〜2年生が対象となります。
2、Bikeabilityを誰が教えていますか?
英国では運輸省(Department for Transport, DfT)が認定したインストラクターが教えています。国家資格にすることで、授業内容の質を担保し、児童保護などにも配慮した授業が可能となります。日本では、日本サイクルツーリズム推進協会が英国の教育団体(Cycling UK)と提携し、Bikeabilityインストラクタ-を養成しています。
3、英国では全ての学校で、Bikeabilityの授業を行っているのですか?
現時点では必須科目にはなっていませんが、全国の約半数の学校で導入されており、約1,800名のインストラクターが年間20,000人の子供たちに教えています。
4、誰が授業料を払っているのですか
英国では講習会にかかるほぼ全ての費用を運輸省(DfT)が助成しています。そのため、子供たちは無償で授業を受ける事ができます。授業料以外に費用が発生する場合には、学校や親が負担しています。
5、もし、子供たちが自転車に乗れない場合はどうするのですか?
Bikeabilityは、自転車に乗れるけれども安定していない子供たちを対象にしています。自転車に乗れない子供たちがいる場合には、ライディングスクールを実施することもあります。
6、受講にはどのような自転車・服装・装備が必要ですか?
子供たちのサイズにあい、空気を入れ、ブレーキのよく利く調整済みの自転車とヘルメットが必要です。服装に関しては、視認性の高いもの、反射板のついているベストなどがあればそれを使います。また、天候により雨具等も必要になります。
7、もし、受講した子供が修了証をもらえなかったら?
Bikeability自転車教室を終了し、決められた項目をクリアしていれば、修了証が発行されます。クリア出来なかった場合は、合格点に達していなかった項目を受講生に伝え、その項目を重点的に復習してもらいます。