ローラー台活用上のワンポイントアドバイス

Using a turbo trainer

ローラー台活用上のワンポイントアドバイス

サイクリングコーチで、様々な自転車雑誌に寄稿するJoe Beerさんからローラー台を楽しむためのアドバイスがCycling UKから届きましのたで、ご紹介します。

ローラー台は色々な種類があり、価格帯も色々ですが、あまり性能に違いはありません。違うのはどこでやるかです。お子さんやペットが近づいてきたりとなかなか集中してできるとは限りません。また、マンションであれば、階下の方に迷惑をかけないようにしなければなりません。それぞれの皆さんの状況を踏まえて、一番良い方法を検討するようにしましょう。

ローラー台でのトレーニング

ローラー台では向かい風もヒルクライムもありません。あるのは、単にトレーニングのみです。
まずは、ウォームアップ。10分から15分軽く回して、関節や筋肉をほぐしましょう。

トレーニングのためであれば、少し負荷をかけるのも良いと思います。しかしレースではないので必死でこぐのではなく、適度に調整しながら負荷をかけていきましょう。

トレーニングとはいえ、どうやってモチベーションをキープし、継続させるのか。実際のライドのように景色も変わらず、対向する車も来ず、後続車を追い抜かせる必要もありません。ただ漕ぐだけという状況ですが、少しでも頑張れるように以下、やってみてはいかがでしょうか?

  • 音楽を聴きながらやる。テンポを変えたり、ギアの重い軽いをつけて変化をつける。集中するためにはヘッドホンを使うのはお勧めです。
  • 友達とチャットしながらする。電話やビデオチャットなどで、ローラー台に乗っている友人と繋げて、いつも一緒に走っているような感じで一緒にトレーニングをする。実際に道路で走るときは話し込むのは危険ですが、ローラー台はその心配もありません。
  • ローラー台の負荷をかけて、距離を決めて必死でこぐ。(ただ、鼻呼吸でリラックスした状態でやってください)良いトレーニングになります。
  • ギアを変え、様々なケイデンスを試す。例えば、3分だけ必死に漕ぐとか、単に音楽を聴いたりテレビを見てリラックスモードでこぐとか。
  • どこか世界の知らない場所を走るようなシミュレーション画像を YouTube で見ながらやる。例えば以下のカリフォルニアの海岸通りを走る映像などを見ながらやるのも一案です。ride in California.
  • もし、室内トレーニングのバーチャルコミュニティに所属していればそれを活用する(BKoolや Zwiftなど)

ローラー台を持っている人もそれほど多くないと思います。また、マンションなどに住んでいる場合は騒音などで近所迷惑になることも考えられます。ここに掲載したアドバイスですが、ゴールデンウィーク中に出来るだけ、遠出をせずに、体力や健康を維持していただければということでご紹介しています。
ロングライドを楽しまれる皆さまにとっては、我慢のゴールデンウィークとなると思いますが、ウィルス感染拡大防止を心に、自宅で、そして近所でお過ごしいただければと存じます。

どうぞよろしくお願いいたします。