親子でサイクリングを楽しむ際の注意点と乗り方

ご家族でサイクリングをされる際に気をつけていただきたいことをまとめました。

子供たちと近所にサイクリングに出かける前のチェック

子供たちが自転車に乗れるようであれば、以下のような基本的な動作、例えば、漕ぎ出しやストップ、ペダリング、的確なハンドル操作、後方確認などができているか確認をしましょう。

出かける前に、お子さんたちが以下の項目をきちんとマスターしているか、交通量の少ない場所で確認してから出かけるようにしましょう。 ​

  • 自分の行きたい方に行ける(ハンドルをうまく使って、曲がれる)
  • 足元を見るのではなく、グラグラせずにちゃんと前を見て、背筋を伸ばして走れる
  • サドルの後ろの方にお尻を乗せて走れる(前のめりにならず、バランスをとる〜重心はサドルの上)
  • ハンドルをギューっと強く握りすぎていないか。腕がリラックスできているか
Child covering its brakes. Photo by Steve Sale
  • 自分の行きたい方に行ける(ハンドルをうまく使って、曲がれる)
  • 足元を見るのではなく、グラグラせずにちゃんと前を見て、背筋を伸ばして走れる
  • サドルの後ろの方にお尻を乗せて走れる(前のめりにならず、バランスをとる〜重心はサドルの上)
  • ハンドルをギューっと強く握りすぎていないか。腕がリラックスできているか

Using the ball of the foot to pedal, not the instep. Photo by Steve Sale

  • いつでもブレーキをかけることができるように、常にブレーキに手を添えておく。お子さんの手がブレーキに届かないようなら、ハンドルの角度を変えるなど、お子さんが楽にブレーキに手を添えられるようにします。(ご自分でできない場合は自転車店に持って行って、やってもらいましょう。
  • 停まるときは急ブレーキをかけるのではなく、徐々にスピードを落とし、一旦ペダルを回さなくてもカラカラと進むような状態まで持っていってからストップすることができる。
  • 両方の手でゆっくりとブレーキをかけて、グラグラせずに止まる。止まってから足を地面につける(足でブレーキをかけない)。出かける前に、練習をしましょう。お子さんに走ってもらい、ストップと声をかけ、前の人にぶつからないで止まれれば大丈夫です。
  • ペダルに置く足の位置ですが、土踏まずの下にペダルをおくのではなく、母指球の下になるようにします。
  • 脚と膝は外側に開くのではなくしっかりと前に向けます。
  • もし危なげなく、片手を話すことができるようなら、右折左折の際に手信号をする練習をします(もし、できなければ、決してさせてはいけません)。
  • 後方確認ができるか。スタートする時や右左折をする時は無意識でもできるように習慣をつけましょう。

道路上を走るときの注意点

お子さんが危なげなくきちんと安全に止まれるようになり、道路を走っても大丈夫になったら出発します。

  • 歩道ではなく車道を走りましょう(歩道でも自転車を走れるレーンがあればそれでも良いですが、人が多ければ、やはり避けなければなりません。様々な状況が考えられますので、どうすることが一番安全か考えて判断していただければと思います)。
  • 乗る時は、自分が先導するのではなく、後ろからフォローするようにします。その方が前方をいくお子さんの様子がわかりますし、後方から近づく車にお子さんより先に気づくことができ、お子さんに指示を出してあげることができます。また、交差点などでも後方から、「ゆっくり走って」とか「停まって」といった指示が出しやすくなります。

Ride behind rather than in front of your children. Photo by Steve Sale

  • もしお子さんが二人以上いて、一緒に走るのであれば、年長のお子様か上手に乗れるお子様を先頭にして、小さいお子様を真ん中に、互いに1メートルくらいの距離をあげて走るようにします。
  • 漕ぎ出す(スタート)時も、周りの車や人から、これから走り始めるのだということがきちんとわかってもらえるような行動をとりましょう。自分がこれから、何をしようとしているのかを周りの人にわかってもらうこと、そして当然ですが、自分自身もスタートしても大丈夫かということということをきちんと周りを見て確認してから行動に移すことが大切です。
  • 停まっている車を追い越す時は、車のドアの分だけ離れて追い越しましょう。これは左折時なども入ろうとする道路から車が飛び出すこともありますので、後方確認をしたい上で、少し大回りをします。
  • 前方や後方、そして左右の交通状況を常に見て、危険が潜んでいないか注意します。お子さんたちにも、前後左右の危険がないかどうか確認することを促します。

以上、ご家族でサイクリングを楽しんでください。