西田 恵理子

NISHIDA ERIKO

略歴

JCTA代表理事 サイクリングツアーコンサルタント、旅行会社経営者 
監査法人系コンサルティング会社を経て、2014年、サイクリングに特化した旅行会社「株式会社プラネットアドベンチャー」を立ち上げ、現在に至る。総合旅行業務取扱管理者。英国運輸省認定サイクリングインストラクター(National Standard Instructor)。Cycling UK/CTC認定ガイド・ツアーオペレーター。

メッセージ

こんにちは。私は1990年に趣味でトライアスロンを始めたことがきっかけで、サイクリングに出会い、トレーニングの一環として、欧米でのサイクリングツアーにいくどとなく参加するうち、自転車旅の楽しさに目覚めました。あるツアーで他の参加者から、日本ではサイクリングツアーがないの?と聞かれ、日本では当時まだ、サイクルツーリズムという言葉さえ、あまり浸透していないことに気づきました。
そして、多くの外国人サイクリストの方々に、海、山、里の美しさがコンパクトに凝縮された日本で、サイクリングを楽しんでいただきたい。そして日本の方々にも自転車旅を楽しみを伝えて行きたいと願うようになり、2014年にサイクリング専門の旅行会社を立ち上げました。

時期を同じくして、サイクリストを誘致することが地方創生につながるとして、多くの自治体がサイクルツーリズムに熱い期待を寄せるようになっていました。旅行会社として、多くの自治体とご縁を持つようになり、まず感じたのが、「はこもの」だけ作って、それでサイクリスト誘致のインフラが整ったと考える自治体が多いと言うことでした。実際には、せっかく準備したレンタル自転車もサイクルステーションもそれほど活用されることなく、現在に至っているのが実情です。

どうすれば、これらが活用されるのか、投資に見合った成果を生み出せるのか。
それにはやはり、受入施設側がサイクリストのニーズを理解する事、受入側住民が快くサイクリストを迎え入れることが重要であり、この2つなくして、サイクルツーリズム振興は、一過性のものに終わってしまうのではないかという思いが強くなりました。

欧米のサイクリング事情を良く知る人間として、そしてサイクリング専門の旅行会社として活動してきた経験から、何かお役に立てることはないかと考え、一般社団法人「日本サイクルツーリズム推進協会(JCTA)」を立ちあげました。JCTAの活動が、サイクルツーリズム振興の一助になれば幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。