一般社団法人日本サイクルツーリズム推進協会(JCTA, Japan Cycle Tourism Association)は、サイクリングガイド、並びにサイクルインストラクターの育成、そして自転車教育を推進する団体として、2017年11月に設立致しました。
サイクルツーリズムに関しましては、2017年に自転車活用推進法が施行されたことで、国と自治体レベルの双方において、環境負荷の低減や健康の増進とともに、観光を通じた地域活性化に、官民をあげて取り組んでおられる状況です。
さらに、2020年初頭からは、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、密を防ぐことのできる自転車が拡大防止の施策の一つとして、注目を集めるようになって参りました。
このような背景のもと、自転車の活用とサイクルツーリズムの推進を担うことのできる人材の育成がかつてないほどに求められておりますが、JCTAでは設立からサイクリングガイドやインストラクターの育成を展開しており、2022年1月現在、全国で約150名の方々がJCTA会員として登録されています。会員の皆様はサイクリングツアーや自転車教室の開催のみならず、自治体や地元企業に対して、自転車施策のリーダー的存在として、様々な活動に関わり、地域創生に貢献されておられます。
振り返ってJCTAは、サイクルツーリズムの振興を通じて「人・地域・産業を豊かにする」ということを基本理念に掲げております。自転車の活用を通じて、人々の暮らしがより豊かで健康になり、環境に優しい地域作りが促進され、それと同時にそれを取り巻く企業・産業がビジネスチャンスを見出していく、そのような世界を創造することがJCTAの使命であると考えています。
自転車に安全に乗っていただくことで健康で環境に優しい地域を次の世代のために創造し、自転車をより多くの方にレジャーとして楽しんでいただくことで、現在の暮らしがより健康で豊かになることを願っております。
一般社団法人 日本サイクルツーリズム推進協会
代表理事 西田恵理子